✅インドネシア共和国
インドネシア実習生の特徴
インドネシアは熱帯気候で、陽気で明るい性格の人が多いです。
自分の意見を押し通して我が道を行くタイプの人は少ないです。
ビジネスの中でもそのような特性がみられ、リーダーの権限が強く、指示があればそれにしっかりと従い輪を乱すことはありません。また、競争的ではなく、仲間意識を高めて良い仕事をする傾向にあります。
その他、ポジティブだけどへこみやすく、気分の起伏が激しいところもあります。
また自分の評価を控えめにする一面、プライドはとても高いので、注意が必要です。
素直すぎる性格もあり、思ったことをそのまま口にすることもみられます。
製造業に強く、金属加工、鋳造業種が多いです。
イスラム教圏なので宗教的戒律があり、注意が必要です。
日本語については、全体的に学習する機会がある国民が多いため、スキルが高いといわれています。
インドネシア基礎データ
2:人口(2020年、インドネシア政府統計)
約2.70億人
3:首都(2020年、インドネシア政府統計)
ジャカルタ(人口1,056万人)
4:民族
約300(ジャワ人、スンダ人、マドゥーラ人等マレー系、パプア人等メラネシア系、中華系、アラブ系、インド系等)
5:言語
インドネシア語
6:宗教(2019年、宗教省統計)
イスラム教 86.69%、キリスト教 10.72%(プロテスタント 7.60%、カトリック 3.12%)、ヒンズー教 1.74%、仏教 0.77%、儒教 0.03%、その他 0.04%
インドネシア経済
1:主要産業(カッコ内は2021年における名目GDP構成比)(インドネシア政府統計)
・製造業(19.2%):輸送機器(二輪車など)、飲食品など
・農林水産業(13.2%):パーム油、ゴム、米、ココア、キャッサバ、コーヒー豆など卸売・小売
・建設(10.4%)
・鉱業(8.9%):LNG,石炭,錫,石油など
・運輸,通信(4.4%)
・金融,保険(4.3%)
・物流,倉庫(4.2%)
・行政サービス・軍事・社会保障(3.4%)
・その他(14.6%):不動産、教育、ホテル・飲食等
2:GDP
10,584億ドル
(2020年、世銀統計)
3:一人当たりのGDP(2021年、インドネシア政府統計)
4,349.5ドル
4:主要貿易品目(単位:億ドル)(2021年、インドネシア政府統計)
(1)輸出 鉱物性燃料(328.3)、動物・植物性油脂等(328.3)、鉄鋼(209.4)
(2)輸入 機械・機械設備(258.4)、鉄鋼(119.5)、医療用品(43.5)
5:主要貿易相手国(単位:億ドル)(2021年、インドネシア政府統計)
(1)輸出 中国(511.0)、米国(257.7)、日本(168.7)
(2)輸入 中国(557.3)、日本(146.6)、タイ(90.8)
6:為替レート(2022年7月1日、インドネシア中央銀行)
1ドル=14,956ルピア
7:経済概況
1997年7月のアジア通貨危機後,インドネシア政府はIMFとの合意に基づき,銀行部門と企業部門を中心に経済構造改革を断行。政治社会情勢及び金融の安定化,個人消費の拡大を背景として,2005年以降の経済成長率は,世界金融・経済危機の影響を受けた2009年を除き,5%後半~6%台という比較的高い成長率を達成。
2010年には一人当たり名目GDPが3,000ドルを突破した。ただし,経常収支の赤字化や通貨安もあり,輸出促進による収支改善が課題。2021年は輸出入額共に過去最高記録を樹立。2020年前半から2021年前半までの経済成長率は新型コロナウイルスの影響により、アジア通貨危機以来のマイナス水準となっていたが、2021年後半からプラス成長を維持。
8:対日貿易
(1)日本への輸出:動物性・植物性油脂、鉄鋼、鉱物性燃料
(2)日本からの輸入:ボイラー・機械設備、鉱物性燃料、電気機器・部品
「外務省」 https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/indonesia/data.html(2022年11月7日アクセス)
次ページは